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2021年08月31日
『芥川竜之介俳句』より【葉柳)
葉柳や河原は暮れぬ石のいろ

前書きに「加茂の堤」と書いてある。
河原は賀茂川である。
青柳が植わっている。
日は暮れようとしている。
その時目に入ってきたのは河原の石の色である。

前書きに「加茂の堤」と書いてある。
河原は賀茂川である。
青柳が植わっている。
日は暮れようとしている。
その時目に入ってきたのは河原の石の色である。
2021年08月30日
『芥川竜之介俳句』より(春雨)
春雨に落つる椎の古葉かな

椎は常緑樹であるが、春になると新芽が出て、古い葉は散る。
我が家には楠があるが、古葉が散ることは同じだ。
風に吹かれてではなく、柔らかい春雨に濡れて落ちるところに情感がある。

椎は常緑樹であるが、春になると新芽が出て、古い葉は散る。
我が家には楠があるが、古葉が散ることは同じだ。
風に吹かれてではなく、柔らかい春雨に濡れて落ちるところに情感がある。
2021年08月29日
『芥川竜之介俳句』より(霞)
沼のはに木のそそりたる霞かな

沼の周囲には、何本となく大きな木が植わっている。
その沼と木を霞が覆っている。
中国や韓国でこんな風景を見たような気がする。
木は柳だった。

沼の周囲には、何本となく大きな木が植わっている。
その沼と木を霞が覆っている。
中国や韓国でこんな風景を見たような気がする。
木は柳だった。
2021年08月28日
2021年08月25日
2021年08月24日
2021年08月20日
2021年08月19日
2021年08月18日
『芥川竜之介俳句』より(夏椿)
静かさに堪へず散りけり夏椿

夏椿は茶花である。
咲いたと思うとすぐ地に落ちる。
その儚さの情感が茶人にはひかれる。
静けさがあると、花の落ちる音も聞こえてくる。
それも次から次へとという散り方である。

夏椿は茶花である。
咲いたと思うとすぐ地に落ちる。
その儚さの情感が茶人にはひかれる。
静けさがあると、花の落ちる音も聞こえてくる。
それも次から次へとという散り方である。
2021年08月17日
2021年08月16日
2021年08月13日
2021年08月12日
2021年08月11日
2021年08月10日
『芥川竜之介俳句』より(合歓の花)
荘厳の甍に暮れよ合歓の花

唐招提寺の甍を連想した。
平安時代の甍は現在取り換えられたが、芥川の時代はあった。
寺に合歓の木があったか記憶にないが、暮れかかる中にひっそり咲いている。

唐招提寺の甍を連想した。
平安時代の甍は現在取り換えられたが、芥川の時代はあった。
寺に合歓の木があったか記憶にないが、暮れかかる中にひっそり咲いている。
2021年08月09日
2021年08月08日
『芥川竜之介俳句』より(栗拾い)
月の夜の落栗拾い尽くしけり

不思議な句である。
昼明るい時に栗を拾わず、月明かりの中に拾う。
まるで「火中の栗を拾う」という故事を思わせる。
そして、拾いつくしたというから驚きだ。

不思議な句である。
昼明るい時に栗を拾わず、月明かりの中に拾う。
まるで「火中の栗を拾う」という故事を思わせる。
そして、拾いつくしたというから驚きだ。
2021年08月07日
『芥川竜之介俳句』より(野分)
大いなる帽子野分に黒かりし
芥川が麦藁帽子を好んだと思わせる写真を見た記憶がある。
しかしこの場合、西洋帽であろう。
紳士のいでたちで嵐の中に立っている。
雨はやんでいるが風は強い。
大事な帽子を押さえて飛ばないようにしている姿が浮かぶ。
芥川が麦藁帽子を好んだと思わせる写真を見た記憶がある。
しかしこの場合、西洋帽であろう。
紳士のいでたちで嵐の中に立っている。
雨はやんでいるが風は強い。
大事な帽子を押さえて飛ばないようにしている姿が浮かぶ。