グンブロ広告
ビジネスライセンス料 3,000円/月

飲食関連事業用 ライセンス 毎日1セット広告 1,600円/月

2021年01月31日
『高浜虚子句集』より(花下)
聾青畝一人離れて花下に笑む

虚子門下の阿波野青畝のことである。
難聴であった。
仲間から一人離れて桜の下でほほ笑んでいる。
群馬高崎の俳人村上鬼城も難聴であり、二人とも大成した。

虚子門下の阿波野青畝のことである。
難聴であった。
仲間から一人離れて桜の下でほほ笑んでいる。
群馬高崎の俳人村上鬼城も難聴であり、二人とも大成した。
2021年01月30日
2021年01月29日
2021年01月28日
2021年01月27日
『高浜虚子句集』より(濁り酒)
老の頬に紅潮さすや濁り酒

濁り酒はそれほどアルコール度が高い酒ではない。
月見をしながらちびりちびり呑むうちに頬が紅くなった。
この老人、普段酒をたしなむほうではないのだろう。

濁り酒はそれほどアルコール度が高い酒ではない。
月見をしながらちびりちびり呑むうちに頬が紅くなった。
この老人、普段酒をたしなむほうではないのだろう。
2021年01月26日
2021年01月25日
2021年01月24日
『高浜虚子句集』より(案山子)
盗んだる案山子の笠に雨急なり

季語は案山子。
秋、稲が実ると、田に案山子を立てる。
急に雨が降ってきて、案山子が被っている笠を頂戴した。
用が足りたら、元に返したのだろうか。

季語は案山子。
秋、稲が実ると、田に案山子を立てる。
急に雨が降ってきて、案山子が被っている笠を頂戴した。
用が足りたら、元に返したのだろうか。
2021年01月23日
『高浜虚子句集』より(うき巣)
うき巣見て事足りぬれば漕ぎかへる

水辺には鳰(カイツブリ)が巣を造る。
それを見ようと舟を漕ぎ出した。
水鳥が居なくても、何か所か巣を見ることができた。
満足して、船頭に船を引き返させた。

水辺には鳰(カイツブリ)が巣を造る。
それを見ようと舟を漕ぎ出した。
水鳥が居なくても、何か所か巣を見ることができた。
満足して、船頭に船を引き返させた。
2021年01月22日
『高浜虚子句集』より(冬籠)
冬籠心を籠めて手紙書く
冬籠と心を籠めての籠の字は同じである。
ならばこそ、手紙は心を籠めて書くのである。
家にじっとしているからの心境である。
昨今の時世、巣籠という言葉が定着している。
冬籠と心を籠めての籠の字は同じである。
ならばこそ、手紙は心を籠めて書くのである。
家にじっとしているからの心境である。
昨今の時世、巣籠という言葉が定着している。
2021年01月21日
2021年01月21日
2021年01月20日
2021年01月19日
2021年01月18日
2021年01月17日
『高浜虚子句集』より(枯菊)
枯菊に尚色というもの存す
虚子の兄貴分の子規は、枯れ菊を黒と表現した。
虚子は黄や白が残っているという印象を持った。
枯れ菊の時期も違うのかも知れないが、虚子の感じ方に共感する。
虚子の兄貴分の子規は、枯れ菊を黒と表現した。
虚子は黄や白が残っているという印象を持った。
枯れ菊の時期も違うのかも知れないが、虚子の感じ方に共感する。
2021年01月16日
2021年01月15日
2021年01月14日
『高浜虚子句集』より(虹)
虹立ちて忽ち君の在る如し
虹消えて忽ち君の無き如し

娘は、小諸に住んでいる。
今出た虹が、お前のところに届いている。
そして虹が消えるとその想いが消えてしまう。
対の句は珍しい。
虹は、夏の季語になっている。
虹消えて忽ち君の無き如し

娘は、小諸に住んでいる。
今出た虹が、お前のところに届いている。
そして虹が消えるとその想いが消えてしまう。
対の句は珍しい。
虹は、夏の季語になっている。
2021年01月14日
『高浜虚子句集』より(薔薇)
美しき蜘蛛居る薔薇を剪りにける
薔薇を切って剪定していると美しい蜘蛛がいるではないか。
蜘蛛を美しいとみるところが虚子の感性である。
薔薇が美しいと言ったら月並みである。
当然蜘蛛は薔薇から離れて行っただろう。
薔薇を切って剪定していると美しい蜘蛛がいるではないか。
蜘蛛を美しいとみるところが虚子の感性である。
薔薇が美しいと言ったら月並みである。
当然蜘蛛は薔薇から離れて行っただろう。
