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2019年03月30日
元号を使用した大学
新しい元号もカウントダウンといったところ。『学問のすすめ』の福沢諭吉の開校した慶応大学。明治は明治大学。大正は大正大学。昭和は、昭和大学があります。平成は、平成大学はないが、平成国際大学、帝京平成大学があります。さて、新しい元号を使う大学の一番乗りはどこになるのでしょう。
2019年03月27日
俳句自選(関門海峡)
本州と九州は、関門海峡で隔てられている。大橋がかけられでいて車も渡られる。
関門海峡トンネルで列車でも渡れる。新幹線然りである。
関門海峡は、かなりの深さがあるのか大型船舶の往来もしきりである。そのため、自動車道の大橋は高い。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘したという巌流島もあるが、船舶による物流にとって大事な場所である。
歴史を遡れば、平家が滅亡した場所、壇ノ浦がある、その目の前のように近く、安徳天皇が御入水され、その御霊を祀っているのが赤間神宮である。水天門が白く朱く美しい、この神宮に長く奉職していた友人の訃報があった。次2句は、この地で作ったもので、故人を偲び冥福を祈りたい。
無月なれど満珠干珠の島の影
彼岸かと見えて赤間の春霞
関門海峡トンネルで列車でも渡れる。新幹線然りである。
関門海峡は、かなりの深さがあるのか大型船舶の往来もしきりである。そのため、自動車道の大橋は高い。宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘したという巌流島もあるが、船舶による物流にとって大事な場所である。
歴史を遡れば、平家が滅亡した場所、壇ノ浦がある、その目の前のように近く、安徳天皇が御入水され、その御霊を祀っているのが赤間神宮である。水天門が白く朱く美しい、この神宮に長く奉職していた友人の訃報があった。次2句は、この地で作ったもので、故人を偲び冥福を祈りたい。
無月なれど満珠干珠の島の影
彼岸かと見えて赤間の春霞
2019年03月26日
俳句自選(蓬餅)
芭蕉の名句に詠われている蓬。
春雨や蓬を伸ばす草の道。
畑地などに蓬が蔓延ると退治するのが厄介なことになるが、蓬を摘んで煮て潰し、ついた餅に混ぜると香ばくし鮮やかな色の餅になる。
それをちぎりあんこを包むと蓬餅になる。時期ものなので食べられない年もあるが、なんと言ってもできたてでなくも餅の皮が柔らかいうちが美味しい。
蓬餅頬に当てたき柔らかさ
春雨や蓬を伸ばす草の道。
畑地などに蓬が蔓延ると退治するのが厄介なことになるが、蓬を摘んで煮て潰し、ついた餅に混ぜると香ばくし鮮やかな色の餅になる。
それをちぎりあんこを包むと蓬餅になる。時期ものなので食べられない年もあるが、なんと言ってもできたてでなくも餅の皮が柔らかいうちが美味しい。
蓬餅頬に当てたき柔らかさ
2019年03月24日
俳句自選(いぬふぐり)
春先、道端、土手や、放置された畑などに見られる、瑠璃色の小粒な花で、密集して咲いているときれいである。「犬ふぐり」という言葉がかわいらしい。もしかして「ふぐり」は☓☓☓☓のこと?!。歳時記に載っている句に
菫より劣れる花や犬ふぐり
そう決めつけるのもどうかと思う。菫も良いし犬ふぐりも良い。息子の思い出の句がある。
犬ふぐり幼き吾子の手にかかる。
幼児に罪はない。
菫より劣れる花や犬ふぐり
そう決めつけるのもどうかと思う。菫も良いし犬ふぐりも良い。息子の思い出の句がある。
犬ふぐり幼き吾子の手にかかる。
幼児に罪はない。
2019年03月21日
岡潔シンポジウム
3月21日(木)の毎日新聞に、数学者岡潔のシンポジウムが1ページにわたって掲載されている。
主催は、和歌山県と明治大学、後援は、橋本市と毎日新聞となっている。
最初に岡の著書『春宵十話』は毎日新聞だった。記者の聞き取りによる出版だという。文化勲章受章者ということもあるが、当時の人々の心を刺激した。日本人の心である。
情緒という言葉で表現しているが、基調講演をした『国家の品格』の著者で、理学者で、お茶ノ水女子大学名誉教授の藤原正彦氏が語っている。
明治大学が主催者になっているのが不思議であったが、中沢新一の名前を見てなるほどと思った。岡潔は、晩年、奈良r女子大学に奉職したこともあり、奈良女子大学岡数学研究所所長の松澤淳一氏がコーディネーターになっている。その松澤氏の言葉で、岡の数学の凄さは「無いものを見つけたこと」だと言っている。また、明治大学理学部教授砂田利一氏は、岡の論文の数は少ないが、影響は巨大で、しかも誰とも競争したわけでもなく功利的でなく、金銭とも無縁だったと述べている。
岡は、「菫は菫のように咲く」と言っていたように稀に見る無欲な人だった。絵本作家、佐藤律子氏は、子どもたちにも岡潔の人がわかるように『岡潔博士ってだぁーれ』という絵本を出版した。とても良い本で町の図書館に蔵書として置かしてもらった。橋本市では、市の偉人として顕彰する運動が起こっている。今回の主催が和歌山県だから紀の国の偉人でも不思議ではない。シンポジウムのタイトルは、「紀の国の偉人ー世界が認めた孤高の天才数学者」となっている。
主催は、和歌山県と明治大学、後援は、橋本市と毎日新聞となっている。
最初に岡の著書『春宵十話』は毎日新聞だった。記者の聞き取りによる出版だという。文化勲章受章者ということもあるが、当時の人々の心を刺激した。日本人の心である。
情緒という言葉で表現しているが、基調講演をした『国家の品格』の著者で、理学者で、お茶ノ水女子大学名誉教授の藤原正彦氏が語っている。
明治大学が主催者になっているのが不思議であったが、中沢新一の名前を見てなるほどと思った。岡潔は、晩年、奈良r女子大学に奉職したこともあり、奈良女子大学岡数学研究所所長の松澤淳一氏がコーディネーターになっている。その松澤氏の言葉で、岡の数学の凄さは「無いものを見つけたこと」だと言っている。また、明治大学理学部教授砂田利一氏は、岡の論文の数は少ないが、影響は巨大で、しかも誰とも競争したわけでもなく功利的でなく、金銭とも無縁だったと述べている。
岡は、「菫は菫のように咲く」と言っていたように稀に見る無欲な人だった。絵本作家、佐藤律子氏は、子どもたちにも岡潔の人がわかるように『岡潔博士ってだぁーれ』という絵本を出版した。とても良い本で町の図書館に蔵書として置かしてもらった。橋本市では、市の偉人として顕彰する運動が起こっている。今回の主催が和歌山県だから紀の国の偉人でも不思議ではない。シンポジウムのタイトルは、「紀の国の偉人ー世界が認めた孤高の天才数学者」となっている。
2019年03月15日
俳句自選(永き日)
春になると日が暮れるのが遅くなる。日照時間が長くなり梅(春告草)やさまざまな花が咲きだす。そうした日、望郷の念が湧いてくる。遠くに見える峰のまたはるか先に故郷がある。阿倍仲麻呂の三笠山の月のように。
永き日を彼方の峰に想い寄す
永き日を彼方の峰に想い寄す
2019年03月12日
俳句自選(月の街)
安中市から富岡市方面に行く道は、なだらかな丘陵地で、今どきには珍しい桑畑もある。遠くに高崎市の一部が見える。その上に月がかかっている。「月の街」という言葉が浮かんだ。
なだらかな丘陵彼方月の街
なだらかな丘陵彼方月の街
2019年03月10日
俳句自選(彫刻の春)
彫刻家で長く親しくさせていただいている方がいて、群馬県内に数多く彫刻の作品がある。実際には彫塑といい、粘土で形を作り、ブロンズ像になるのだという。前橋駅前の欅道路に女性の像がある。
たおやかな塑像の肌に春の風
たおやかな塑像の肌に春の風
2019年03月09日
俳句鑑賞(水原秋櫻子選)
梅の花が咲き始め、春到来という季節になった。田畑の土も春雨に湿って、日に照らされているのを見ると春の気分になる。
春の土人の情緒に触れてくる
という句を作ったことがあるが、歳時記を見て赤面した。春の土という季語がそう意味なのである。感性は正しいが、季語を説明したのでは俳句にならない。水原秋櫻子が、『俳句のつくり方』で最初に解説している句は
かたまって薄き光の菫かな 渡辺水巴
芭蕉が山路で目にしたのも薄き菫だった。なにやらゆかしという感慨を述べているが、上句は近代俳句の写生句である。かたまって咲く菫に薄き光と表現したところが春らしさを感じさせる。どちらも名句だと思う。
春の土人の情緒に触れてくる
という句を作ったことがあるが、歳時記を見て赤面した。春の土という季語がそう意味なのである。感性は正しいが、季語を説明したのでは俳句にならない。水原秋櫻子が、『俳句のつくり方』で最初に解説している句は
かたまって薄き光の菫かな 渡辺水巴
芭蕉が山路で目にしたのも薄き菫だった。なにやらゆかしという感慨を述べているが、上句は近代俳句の写生句である。かたまって咲く菫に薄き光と表現したところが春らしさを感じさせる。どちらも名句だと思う。
2019年03月07日
俳句自選(幕末女流歌人平尾山荘)
福岡市内に、幕末勤皇歌人として、勤皇の志士と交流のあった、野村望東尼の山荘が残っている。高杉晋作も匿われたことがあった。そして、彼の臨終の時立ち会っている。高杉が「面白くなき世を面白く・・・・」というと彼女が」栖みなすものは心なりけり」と歌を繋ぎ、彼はうなずいたという話が残っている。
紅梅の慈母にも似たる色をもつ
庵栖む尼にせめての椿かな
紅梅の慈母にも似たる色をもつ
庵栖む尼にせめての椿かな
2019年03月04日
俳句自選(冬の川)
冬の川は、水が減ってかれがれとして、寒々と流れている。たぶん、烏川の冬の風景を詠んだのだと思うが、村上鬼城の句で
冬川を追いあげてきぬ家鴨飼
というのがある。ちょっとしたみずたまりがあるのだろう。上流の烏川になると、石の間を水が流れている。大小さまざまな石は丸く、上流から運ばれて来たのだろう。
冬の川あまたの石のしろさかな
冬川を追いあげてきぬ家鴨飼
というのがある。ちょっとしたみずたまりがあるのだろう。上流の烏川になると、石の間を水が流れている。大小さまざまな石は丸く、上流から運ばれて来たのだろう。
冬の川あまたの石のしろさかな
2019年03月02日
俳句自選(流星)
流星は、どの季節でも見られると思うが、秋の季語になっている。獅子座流星群はどの季節だったのだろうか。次の句は、当たり前すぎて公表するのに気が引けるが、素直な、幼児の驚きとして許してもらいたい。
流れ星不動の星の多きこと
流れ星の一つだが、ハレー彗星は別格である。何億光年前の光ではないが、やはりわずかでも今の瞬間の光ではない。ちょうど梅の咲いている時期で、その香りがした。梅の匂いはどこか懐かしさがある。過去世というのも大げさだが。
梅の香や過去世の光箒星
流れ星不動の星の多きこと
流れ星の一つだが、ハレー彗星は別格である。何億光年前の光ではないが、やはりわずかでも今の瞬間の光ではない。ちょうど梅の咲いている時期で、その香りがした。梅の匂いはどこか懐かしさがある。過去世というのも大げさだが。
梅の香や過去世の光箒星