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2023年11月10日
『松尾芭蕉俳句集』より(秋の風)
義朝の心に似たり秋の風

源義朝は、頼朝、義経の父親であるが、戦に敗れ逃亡する時、知多半島で非業の死を遂げた。
芭蕉は、そことを想い、秋風の中にその無念の声を聞いたのである。

源義朝は、頼朝、義経の父親であるが、戦に敗れ逃亡する時、知多半島で非業の死を遂げた。
芭蕉は、そことを想い、秋風の中にその無念の声を聞いたのである。
2023年11月09日
『松尾芭蕉俳句集』より(霧しぐれ)
霧しぐれ富士をみぬ日ぞ面白き

雄大にして美しい富士の姿を見られることは嬉しいが、霧時雨で富士を見られないのも亦良い。
霧時雨は冬の季語である。
見えない富士を、脳裏に浮かべてみる。

雄大にして美しい富士の姿を見られることは嬉しいが、霧時雨で富士を見られないのも亦良い。
霧時雨は冬の季語である。
見えない富士を、脳裏に浮かべてみる。
2023年11月08日
2023年11月07日
2023年11月06日
『松尾芭蕉俳句集』より(八重ざくら)
七重八重七堂伽藍八重ざくら

七重八重は奈良の枕詞になっている。
七と八の組み合わせが見事。
八重ざくらを八重桜とすれば、全て漢字になる珍しい句になった。
芭蕉はそれを意図的に避けたのだろうか。

七重八重は奈良の枕詞になっている。
七と八の組み合わせが見事。
八重ざくらを八重桜とすれば、全て漢字になる珍しい句になった。
芭蕉はそれを意図的に避けたのだろうか。
2023年11月05日
『松尾芭蕉俳句集』より(白灰)
白灰やかの浦島が老の箱
燃え切った炭の灰を見て、浦島太郎の玉手箱を連想した。
玉手箱を開けると、白い煙が立ち、いっぺんに老人になるという昔話である。
太宰治は、『浦島太郎』の物語を短編小説に書き、玉手箱を開けて老人になることは、仏の慈悲だと言っている。
燃え切った炭の灰を見て、浦島太郎の玉手箱を連想した。
玉手箱を開けると、白い煙が立ち、いっぺんに老人になるという昔話である。
太宰治は、『浦島太郎』の物語を短編小説に書き、玉手箱を開けて老人になることは、仏の慈悲だと言っている。
2023年11月04日
2023年11月03日
2023年11月02日
閑話休題⑧
銀行王 安田善次郎

戦前、財閥があり、三井、三菱、住友ともに日本の経済界に重きをなした。
しかも、その資産はトップであった。
富山の下級武士であった、安田善次郎が一代で築いた。
善次郎が生まれたのは1813年で、幕末には成人になっていた。
江戸に出て、事業を起こし、財産を増やしていったが、普通の商人と違い哲学があった。
渋沢栄一が論語を重んじたように、善次郎は「陰徳を積む」ことをモットーにした。
金持ちの態度は表に出さず、公共の事業にも資金を提供した。
長寿であったが、何の関係もない男に暗殺された。
その男には善次郎が守銭奴のような商人に見えたのだろう。
東京大学のキャンパスに安田講堂がある。
遺族が、寄付して建築された建物である。

戦前、財閥があり、三井、三菱、住友ともに日本の経済界に重きをなした。
しかも、その資産はトップであった。
富山の下級武士であった、安田善次郎が一代で築いた。
善次郎が生まれたのは1813年で、幕末には成人になっていた。
江戸に出て、事業を起こし、財産を増やしていったが、普通の商人と違い哲学があった。
渋沢栄一が論語を重んじたように、善次郎は「陰徳を積む」ことをモットーにした。
金持ちの態度は表に出さず、公共の事業にも資金を提供した。
長寿であったが、何の関係もない男に暗殺された。
その男には善次郎が守銭奴のような商人に見えたのだろう。
東京大学のキャンパスに安田講堂がある。
遺族が、寄付して建築された建物である。