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2023年11月10日

『松尾芭蕉俳句集』より(秋の風)

                  義朝の心に似たり秋の風


源義朝は、頼朝、義経の父親であるが、戦に敗れ逃亡する時、知多半島で非業の死を遂げた。
芭蕉は、そことを想い、秋風の中にその無念の声を聞いたのである。
  

Posted by okina-ogi at 12:47Comments(0)書評

2023年11月09日

『松尾芭蕉俳句集』より(霧しぐれ)

                 霧しぐれ富士をみぬ日ぞ面白き


雄大にして美しい富士の姿を見られることは嬉しいが、霧時雨で富士を見られないのも亦良い。
霧時雨は冬の季語である。
見えない富士を、脳裏に浮かべてみる。
  

Posted by okina-ogi at 08:40Comments(0)書評

2023年11月08日

『松尾芭蕉俳句集』より(涼し)

                  松風の落葉か水の音涼し

涼風が吹いている。
その音は、松葉が散る音か水の音か区別がつかない。
いずれにしても清涼感がある。
  

Posted by okina-ogi at 08:42Comments(0)書評

2023年11月07日

『松尾芭蕉俳句集』より(涼め)

                  忘れずば佐夜の中山にて涼め

佐夜の中山は歌人にとっては大事な場所である。
歌人、西行も歌を詠んでいる。
旅の途中、疲れたら佐夜の中山で涼むようにしよう。
  

Posted by okina-ogi at 10:44Comments(0)書評

2023年11月06日

『松尾芭蕉俳句集』より(八重ざくら)

                 七重八重七堂伽藍八重ざくら


七重八重は奈良の枕詞になっている。
七と八の組み合わせが見事。
八重ざくらを八重桜とすれば、全て漢字になる珍しい句になった。
芭蕉はそれを意図的に避けたのだろうか。
  

Posted by okina-ogi at 08:52Comments(0)書評

2023年11月05日

『松尾芭蕉俳句集』より(白灰)

                 白灰やかの浦島が老の箱

燃え切った炭の灰を見て、浦島太郎の玉手箱を連想した。
玉手箱を開けると、白い煙が立ち、いっぺんに老人になるという昔話である。
太宰治は、『浦島太郎』の物語を短編小説に書き、玉手箱を開けて老人になることは、仏の慈悲だと言っている。
  

Posted by okina-ogi at 09:03Comments(0)書評

2023年11月04日

『松尾芭蕉俳句集』より(明の春)

                  山里は又静かなる明の春

明の春は、新年の季語。
山里に静かな新年を迎えた。
家々も少なく、いつもながらの静けさである。
  

Posted by okina-ogi at 09:06Comments(0)書評

2023年11月03日

『松尾芭蕉俳句集』より(梅)

                  待ちかねて隣の梅を折に行


梅の花がなかなか咲かない。
隣の梅の枝を頂戴して活けてみる。
何としても梅の花を早く見たいという衝動に勝てない。
  

Posted by okina-ogi at 10:52Comments(0)書評

2023年11月02日

閑話休題⑧

 銀行王  安田善次郎


戦前、財閥があり、三井、三菱、住友ともに日本の経済界に重きをなした。
しかも、その資産はトップであった。
富山の下級武士であった、安田善次郎が一代で築いた。
善次郎が生まれたのは1813年で、幕末には成人になっていた。
江戸に出て、事業を起こし、財産を増やしていったが、普通の商人と違い哲学があった。
渋沢栄一が論語を重んじたように、善次郎は「陰徳を積む」ことをモットーにした。
金持ちの態度は表に出さず、公共の事業にも資金を提供した。
長寿であったが、何の関係もない男に暗殺された。
その男には善次郎が守銭奴のような商人に見えたのだろう。
東京大学のキャンパスに安田講堂がある。
遺族が、寄付して建築された建物である。
  

Posted by okina-ogi at 09:09Comments(0)書評

2023年11月01日

『松尾芭蕉俳句集』より(冬がれ)

                  冬がれや世は一色に風の音

冬枯れた野原であろうか。
家々もあるにはあるが、あたりの風景には冬枯れ一色に見える。
そこに冷たい風が吹いている。
  

Posted by okina-ogi at 09:30Comments(0)書評