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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2021年01月13日

『高浜虚子句集』より(目刺)

                 蒼海の色尚存す目刺かな


          木枯しや目刺しに残る海の色
という句を作ったのは芥川龍之介である。
どこか似ている。
虚子の句は昭和19年だから、龍之介の句が先である。
はてや季語は。
目刺しが春の季語になる。
  

Posted by okina-ogi at 08:16Comments(0)書評

2021年01月12日

『高浜虚子句集』より(落ち椿)

                 落ち椿道の真中に走り出し


道沿いにある椿の木から花が道に落ちる。
そのまま落ちているのではなく風に吹かれて道を転がる。
走り出したという表現が面白い。
  

Posted by okina-ogi at 12:33Comments(0)書評

2021年01月11日

『高浜虚子句集』より(沈丁花)

                 娘の部屋を仮の書斎や沈丁花


娘のところに居候して書斎になる部屋を決めた。
庭に咲いているかその香りで沈丁花だとすぐわかる。
  

Posted by okina-ogi at 16:50Comments(0)書評

2021年01月10日

『高浜虚子句集』より(春寒し)

                   洋服の襟をつかみて春寒し

春になっても寒い日がある。
その寒さは、首に感じる。
襟巻をするほどではないから襟を立てて寒さをしのぐのである。
  

Posted by okina-ogi at 09:06Comments(0)書評

2021年01月09日

『高浜虚子句集』より(初時雨)

                 初時雨しかと心にとめにけり

冬の雨は少ない。
しかも冬になって最初の雨だから印象に残こる。
しかと心にとめることにした。
  

Posted by okina-ogi at 15:40Comments(0)書評

2021年01月08日

『高浜虚子句集』より(春の猫)

雪よりも真白き春の猫二匹


伊香保で見た光景である。
真白の猫。
それも二匹。
春は猫の恋の季節である。
  

Posted by okina-ogi at 19:23Comments(0)書評

2021年01月05日

『高浜虚子句集』より(藁)

                 甘藷焼けてゐる藁の火の美しき

甘藷はさつまいものこと。
焚火をして焼くこともあるが藁で焼くこともあるのだ。
その火の色が美しい。
  

Posted by okina-ogi at 11:49Comments(0)書評

2021年01月03日

『高浜虚子句集』より(枯草)

                 枯草に犬尾を立ててものを嗅ぐ

枯草の中に犬が尾を立てている。
犬の臭覚はするどい。
何やらあるのか嗅いでいる。
  

Posted by okina-ogi at 14:12Comments(0)書評

2021年01月02日

『高浜虚子句集』より(冬籠)

                 四五日は冬籠せん旅がえり

長旅だったので少し家でゆっくりしようという気持ちになった。
冬は寒く特別な用事がない限り外に出たくないものだ。
  

Posted by okina-ogi at 12:46Comments(0)書評

2021年01月01日

『高浜虚子句集』より(冬空)

                  冬空を見ず衆生を視大仏


大仏は、鎌倉の大仏か。
虚子は鎌倉に住んでいた。
その大仏だが、冬空を見るのではなく、参拝に来る人々を視ているように見える。
何度か見ているが同感である。
  

Posted by okina-ogi at 10:18Comments(0)書評