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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2022年06月10日

『蕪村俳句集』より(ふくべ)

                 人の世に尻を居へたるふくべ哉

ふくべは瓢箪のこと。
その形は、人々に愛され、乾燥して中の実を出し、容器に使われる。
瓢箪に酒を入れ徳利にして飲むのも風流である。


  

Posted by okina-ogi at 06:47Comments(0)書評

2022年06月09日

『蕪村俳句集』より(秋のくれ)

                  父母のことのみおもふ秋のくれ

秋の暮は、物寂しい気分になる。
そんな時、父母のことを思う。
父母のみ思うと言っているから強い愛情を受けて育ったのだろう。
蕪村の出自、家族のことは調べていない。
  

Posted by okina-ogi at 07:46Comments(0)書評

2022年06月08日

『蕪村俳句集』より(秋風)

                 秋風や干魚かけたる浜庇

浜に粗末な苫屋が建っている。
そこには魚が干してある。
秋風に吹かれて。


  

Posted by okina-ogi at 08:15Comments(0)書評

2022年06月07日

『蕪村俳句集』より(月)

                 山の端や海を離るる月も今

少し高台から山を見ている。
その先には海があり、水平線が見える。
海からの月の出が見られた。
まさに今出てくるところだ。


  

Posted by okina-ogi at 07:10Comments(0)書評

2022年06月06日

『蕪村俳句集』より(名月)

                  名月や雨を溜めたる池のうへ

雨が降らなければ水が溜まらない池がある。
今は、雨が降って池は水をたたえている。
そこに月が写っている。
それも十五夜の月である。


  

Posted by okina-ogi at 07:11Comments(0)書評

2022年06月05日

『蕪村俳句集』より(月)

                 中ゝにひとりあればぞ月を友

「良夜とふかたもなくに訪来る人もなければ」と前書きにある。
まさにこの言葉通り、独り月を友にするしかない夜である。


  

Posted by okina-ogi at 07:56Comments(0)書評

2022年06月04日

『蕪村俳句集』より(角力)

                 飛入りの力者あやしき角力かな

角力(相撲)は秋の季語である。
力自慢の人が飛び入りで相撲に出場する。
どこやら、眉唾物の感じがするが、観衆からは拍手が起こったかもしれない。


  

Posted by okina-ogi at 06:47Comments(0)書評

2022年06月03日

『蕪村俳句集』より(秋)

                  秋来ぬと合点させたるくさめかな

上五句は藤原敏行の

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる

を連想させる。
くさめは、くしゃみのことで、するたびに秋を感じさせる。
  

Posted by okina-ogi at 07:24Comments(0)書評

2022年06月02日

『蕪村俳句集』より(秋風)

                 ゆうがほに秋風そよぐみそぎ川


藤原家隆の

風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎの夏のしるしなりけり

をふまえている。
夕顔が秋風に吹かれていても禊は夏の季語である。
付け加えると、ならの小川は、奈良の川ではなく、京都の上賀茂神社の境内を流れている小川のことである。


  

Posted by okina-ogi at 05:53Comments(0)書評

2022年06月01日

『蕪村俳句集』より(暑さ)

                  居りたる舟に寐てゐる暑さかな

舟に乗るときは、腰かけて乗るのが普通だが、暑さに耐えかねて横になってみる。
涼しくなるどころか猶更暑い。
熱中症になるほどの厚さではなかったようだ。
  

Posted by okina-ogi at 08:35Comments(0)書評