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2023年10月11日

閑話休題⑦

 「本多清六」 
閑話休題⑦

群馬の隣、埼玉県にこれほどの 偉人がいたことを知らなかった。
慶応2年の生まれで昭和27年まで生きた長寿の人である。
正岡子規、夏目漱石の生まれと近い。
家は庄屋だったが、柱の父親が早く亡くなり生活に困窮したが、後の東京帝国大を卒業し、日本最初の林学博士になった。
独逸のベルリン大学に入学し博士号とったのである。
東京帝大の教授になりながら、研究室の外で活躍している。
山林は、彼のホームグランドで 足尾銅山鉱毒事件にも専門知識を生かし関わる。
後藤新平や渋沢栄一ら、多くの政治家、実業家とまじ逢う。
彼が歴史に名を残したのは、全国に憩いの場である公園を設計したことである。
とりわけ日比谷公園と神宮の森の建設は本多清六の金字塔である。
さらに驚かされるのは、今日の価格で100億円以上の財産を残していることである。
自分の給料4分のⅠを天引きして投資して得たお金である。
不正な投資、ギャンブル的投資は
この評伝にも書かれていない。
後に財産は、身内より社会に散在した。
ドラマ化しても、今の時代にふさわしい人物と思った。          



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Posted by okina-ogi at 12:11│Comments(0)書評
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