2014年03月18日
『良寛さま』 相馬御風著 考古堂書店 税込500円

昭和5年に相馬御風が出版した本の復刻版。ワンコイン(500円)で、小学生が買い求めやすい値段になっている。内容も平易で子供でも理解しやすく書かれている。ところどころに挿絵がカラーで入っていて楽しく読める。良寛さんの人柄を伝える数々のエピソードが載っている。
相馬御風の暮らした家は、新潟県の糸魚川市にある。県の史跡とし今も保存されている。相馬御風は、早稲田大学に進学し、坪内逍遥や島村抱月の薫陶を受け、詩人、歌人、翻訳家、評論家として将来を嘱望されていたが。33歳の時帰郷し、良寛の研究や、執筆活動をしながら、地方で人生の大半を生きた。
平成27年の春には、北陸新幹線の長野金沢間が開通する。糸魚川にも駅ができる。相馬御風は、魅力的な人物に写ってきた。実際に生誕の地を訪ね、相馬御風の人のなりに触れてみたいと思っている。この本を読んで、1年後の「春よ来い」という気分になった。
Posted by okina-ogi at 09:07│Comments(0)
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