2019年06月25日
俳句自選(枇杷)

小学生低学年の時だったと思う。
家の裏側に枇杷の木があった。
子供の背より高くどうしても取れない。
子供の知恵では、ただ見上げるばかりである。
年上の近所の子供が来て、良い方法を教えてくれた。
竹竿の先を割って、そこに棒を挟み、枇杷の枝をひねると簡単に竹竿の先に挟まった。
なんとも言えない喜びと美味さに、新居の庭に枇杷を植えた。
毎年たくさん実をつけるが子どもたちはとって食べようとしない。
お金を出せば美味しい果物は食べられる。
でも、苦労して採った思い出と味はわからないだろう。
枇杷の実や幼き頃の空の色
Posted by okina-ogi at 14:35│Comments(0)
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