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2024年03月31日

自選句(岩鏡)

                  岩鏡こ゚の歳にして出会う花


趣味だった山登りもすっかり遠ざかってしまった。
登り路の途中、綺麗な花が群生しているのに足をとめた。
同行の友人に聞くと、名前を教えてくれた
この歳にして目にとめた花である。
  

Posted by okina-ogi at 07:17Comments(0)書評

2024年03月31日

自選句(黄菊、白菊)

                 天地人黄菊白菊出会うとき 


菊の展覧会を見る。
大輪の菊が咲いている。
菊のしたてかたで天地人のがある。
結婚した新郎新婦に贈った句である。
  

Posted by okina-ogi at 07:17Comments(0)書評

2024年03月29日

自選句(ミモザ)

                 ミモザ咲く錦江湾の見える街


日本でミモザを見る機会は少ない。
旅行中桑名で見たことがある。
初めてミモザに出会ったのはイタリア旅行の時、、ピサの斜塔の入り口であった。
その黄色の花には圧倒された。
桜の木は庭には大きくなりすぎと思い、ミモザを植えることにした。
アカシアを植えたつもりで苗を植えた。剪定が必要だ。
  

Posted by okina-ogi at 18:57Comments(0)書評

2024年03月28日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜散る)

                  とめはらい草書のごとく桜散る


桜が散るのを見つめていると文字が浮かぶ。
その散り方は、とめはらいを連想すれば、草書体である。
これは、一つの発見である。
  

Posted by okina-ogi at 09:40Comments(0)書評

2024年03月25日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜)

                  黒髪に住みついている桜かな


女の子には前髪に着いたものがことさらに気になる。
まるで、魔物ような感触だ。
桜の花びらであっても住みつかれたら困るのだ。
  

Posted by okina-ogi at 12:41Comments(0)書評

2024年03月24日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜の枝)

                  おまじない桜三枚恋叶う


花びらを見ると三枚のものがある。
それはおまじまいでも恋が叶ったことにした。
何度も三枚はなびらを見つける
  

Posted by okina-ogi at 10:49Comments(0)書評

2024年03月23日

伊藤園に選ばれた俳句より(夕暮れの花)

                  夕暮れの咲いた花が暖かい


昼咲いている花は、それで美しい。
夕暮れの花は、それを薄明りの中で見つめているだけでも暖かい。 <
  

Posted by okina-ogi at 16:41Comments(0)書評

2024年03月22日

伊藤園に選ばれた俳句より(舞う桜)

                  前髪をなおす鏡に舞う櫻


作者は女性である。
外で鏡を見て前髪を直すような繊細なことはしない。
その鏡に桜が舞ってくる。
美しい風景、場面である。
  

Posted by okina-ogi at 17:14Comments(0)書評

2024年03月19日

伊藤園に選ばれた俳句より(桜散る)

              桜散るとなりの席にきみはいない


新しい年度になり友達と組とは別になったか、いつもの席にきみがいない。
窓の外には桜が散っている。
何か淋しい気持ちになった。
  

Posted by okina-ogi at 16:52Comments(0)書評

2024年03月17日

伊藤園に選ばれた俳句より花吹雪)

                  桜吹雪花束のよな月曜日


休みあけて月曜日は、花吹雪が舞っている。
まるで、自分への花束のようにむかえられているような気分だ。
  

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