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2024年01月31日

伊藤園に選ばれた俳句より(夏休み)

                  落ちたペン誰も拾わぬ夏休み

夏休みとばかり宿題を忘れ自由に遊んでいる。
落ちたペンなど誰も拾わない。
「ペンを捨てて街に出よう」勉学はあとまわしになる。
  

Posted by okina-ogi at 08:27Comments(0)書評

2024年01月30日

伊藤園に選ばれた俳句より(田植え)

                  ふるさとが倍に広がる田植え前


田植前には田は水を引き込み,まるで池のようになる。
その風景が、それぞれの水田がつながっているよう見える。
自分の故郷の土地が広がったように感じる。
  

Posted by okina-ogi at 08:10Comments(0)書評

2024年01月29日

伊藤園に選ばれた俳句より(無季)

                   地球儀は手のひらサイズの長方形

地球儀は丸い球体で、それを机の上などに置き世界の国々を見るのが普通だと思っている。
その地球儀が長方形であるというから首をかしげてしまう。
作者は、スマホでマップを操作している。
確かに手のひらサイズの長方形だ。
  

Posted by okina-ogi at 08:34Comments(0)書評

2024年01月28日

伊藤園に選ばれた俳句より(秋の暮)

                  心地よい波の音色に秋の暮


秋の暮、浪打際に行って見る。
繰り返し繰り返し波が寄せている。
その音に心地よさを感じた。
自然描写が美しい。
  

Posted by okina-ogi at 09:04Comments(0)書評

2024年01月27日

伊藤園に選ばれた俳句より(菜の花)

                  菜の花のにおいをたどれば祖父の家


祖父の家を訪ねる。
その家をたどる道に沿った畑に菜の花が咲いている。
菜の花の匂いもして祖父の家に導くようだ。
  

Posted by okina-ogi at 10:05Comments(0)書評

2024年01月26日

伊藤園に選ばれた俳句より(お茶畑)

                   青空もみどりにそめるお茶畑


お茶の産地に、お茶畑が広がっている。
見渡す限りのお茶の緑に圧倒される。
空は青空だが、その緑に勝てない。
  

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2024年01月25日

伊藤園に選ばれた俳句より(クローバー)

                  すべり台下にみつけたクローバー

公園の滑り台か、滑って見るとクローバーがあるのに気づいた。
あまり使われていない滑り台なので踏みつぶされなかったのか、踏むのを避けて降りた。
小さな命である。
  

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2024年01月24日

伊藤園に選ばれた俳句より(春の朝)

                   じてん車に子ねこがパンチ春の朝


春の朝仔猫が自転車に近づく。
自転車は止めてあるので後輪が動く。
廻るのが面白いのか、何度もスポークに手をかける。
これも猫パンチである。
  

Posted by okina-ogi at 09:35Comments(0)書評

2024年01月23日

伊藤園に選ばれた俳句より(炎天)

                 炎天のスケボーと街こすれ合う

スケボーの競技があるが、コンクリートのような硬い面で滑る。
街でも車の多く通る道路でスケボーを走らせるのは違反行為になる。
ましてや炎天下である。
日差しの少ない脇道をすべる人がいた。
そのこすれ合う音がする。
  

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2024年01月22日

伊藤園に選ばれた俳句より(花吹雪)

                  乗り換えをあやまつ駅の花吹雪


田舎の駅だろうか。
駅員がいないこともある。
櫻が駅に植わっていて、花吹雪になって散っている。
それに圧倒されたか、乗り換えを誤ってしまった。
  

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2024年01月21日

伊藤園に選ばれた俳句より(葡萄)

                  葡萄食む地球みずみずしく在りて

自然豊かな地球。
葡萄のみずみずしさは地球から生まれたもの。
感謝の心を忘れないようにしたい。
小さな植物から大きな地球を連想したのは秀逸である。
  

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2024年01月20日

伊藤園に選ばれた俳句より(バレンタイン)

                  バレンタイン悪い子の基準何ですか

友達からバレンタイのプレゼントをもらう子もあれば、そうでない子もいる。
女の子から見てその基準は何なのか。
悪い子の基準はいかに。
  

Posted by okina-ogi at 09:27Comments(0)書評

2024年01月19日

伊藤園に選ばれた俳句より(初箒)

                  軍手にはシャボンの香り初箒

季語がよく分からない。
初箒が季語だと思うが、調べてもはっきりしない。
そうだとすると、新年になって新しく使い始めた箒のことで、よく洗った軍手で箒を握った風景のことかもしれない。
ご指摘有れば、いただきたい。
  

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2024年01月18日

伊藤園に選ばれた俳句より(いなびかり)

                  いなびかり光るたんびにくっつきあう

10歳の子供の句。
稲光は何度となく光り、その音は大人でも怖い。
雷の音がするたびに友達と抱き合う。
女の子二人に思える。
  

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2024年01月17日

伊藤園に選ばれた俳句より(月)

                  地上から今浮き上がり月の道


満月であろうか。
地平を離れて位置を少しずつ変えている。
その軌跡は、月の道のようだ。
しばらく月を眺めてしまう。
  

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2024年01月16日

伊藤園に選ばれた俳句より(曼殊沙華I

                  息をのむ花火のような曼殊沙華


曼殊沙華は、一本だけでなく群生しているのだろう。
その朱色をみていると、花火のように見えてくる。
息をのむようにして見た。
  

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2024年01月15日

伊藤園に選ばれた俳句より(銀杏散る)

                  銀杏散る今日が最後の棒高跳


作者は、高校生。
陸上競技部に所属している。
秋の大会に参加して棒高跳に臨んでいる。
時に、銀杏の木が黄葉している。
最後の棒高跳になることを自覚し、思い切り棒を握った。
  

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2024年01月14日

伊藤園に選ばれた俳句より(稲光)

                  稲光誰かの怒り知らせてる


遠くで稲光がしている。
だんだん近くで光り、風も近くなってきた。
誰かの怒りを知らせているようだ。
風神雷神のようだ。
  

Posted by okina-ogi at 09:25Comments(0)書評

2024年01月13日

伊藤園に選ばれた俳句より(土筆)

                  泥んこに強く根をはる土筆かな


「土筆なんの子スギナの子」という歌詞の歌がある。
雨上がりに道はぬかるんでいる。
しかし、土筆はたくましく根を張っている。
  

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2024年01月12日

伊藤園に選ばれた俳句より(春)

                  はがぬけた春のそよ風通ってく

作者は、小学生。
乳歯がぬけてその間を春風がぬけて行くと感じた。
慌てふためいていないのが偉い。
あどけなさも伝わってくる。
  

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