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2023年10月31日

『松尾芭蕉俳句集』より(春の雪)

                  蕗の芽を降りかくしけり春の雪


蕗の薹が地上に顔を出した。
そこに春の雪が積もってその姿を隠すが、春の雪なのですぐ解けてまた顔を出す。
蕗の薹も春を告げる植物の一つである。
  

Posted by okina-ogi at 10:08Comments(0)書評

2023年10月29日

『松尾芭蕉俳句集』より(雪の梅)

                 深川の松はなくらむ雪の梅


深川の芭蕉庵は、火事にみまわれ住まいを亡くした。
家ができるまでは仮住まいをすることになった。
焼け跡に戻ると、松はなく梅が残った。
そこに雪が積もっている。
  

Posted by okina-ogi at 10:33Comments(0)書評

2023年10月28日

『松尾芭蕉俳句集』より(ほたる)

                 昼見れば首筋赤きほたるかな


蛍は闇夜の中に光をはなちそれを鑑賞するものだが、昼も水辺に身を置いている。
しかし、昼の蛍を見つけるのは難しい。
首筋が赤いことも知った。
  

Posted by okina-ogi at 15:05Comments(0)書評

2023年10月27日

『松尾芭蕉俳句集』より(春の日)

                  春の日やしだり柳や尾長鳥


春になって柳の枝に新芽が姿を見せるようになった。
その枝の垂れ具合から尾長鳥を連想した。
柳のある場所に尾長鳥がいるわけではない。
  

Posted by okina-ogi at 12:42Comments(0)書評

2023年10月25日

『松尾芭蕉俳句集』より(春の風)

                 はる風や人声しうる三笠山


前書きに「奈良行」と書いてあるから奈良の山である。
あたりは静寂で人の声も良くとおる。
三笠山に届くようである。
  

Posted by okina-ogi at 22:12Comments(0)書評

2023年10月14日

『松尾芭蕉俳句集』より(暑さ)

                  蛤の口はしめてゐる暑さかな

蛤は口を閉じたままでいる。
今日は暑い日である。
蛤が口を閉じたままでいるのも暑さと無関係ではない
。  

Posted by okina-ogi at 10:04Comments(0)書評

2023年10月11日

閑話休題⑦

 「本多清六」 


群馬の隣、埼玉県にこれほどの 偉人がいたことを知らなかった。
慶応2年の生まれで昭和27年まで生きた長寿の人である。
正岡子規、夏目漱石の生まれと近い。
家は庄屋だったが、柱の父親が早く亡くなり生活に困窮したが、後の東京帝国大を卒業し、日本最初の林学博士になった。
独逸のベルリン大学に入学し博士号とったのである。
東京帝大の教授になりながら、研究室の外で活躍している。
山林は、彼のホームグランドで 足尾銅山鉱毒事件にも専門知識を生かし関わる。
後藤新平や渋沢栄一ら、多くの政治家、実業家とまじ逢う。
彼が歴史に名を残したのは、全国に憩いの場である公園を設計したことである。
とりわけ日比谷公園と神宮の森の建設は本多清六の金字塔である。
さらに驚かされるのは、今日の価格で100億円以上の財産を残していることである。
自分の給料4分のⅠを天引きして投資して得たお金である。
不正な投資、ギャンブル的投資は
この評伝にも書かれていない。
後に財産は、身内より社会に散在した。
ドラマ化しても、今の時代にふさわしい人物と思った。          

  

Posted by okina-ogi at 12:11Comments(0)書評

2023年10月10日

『松尾芭蕉俳句集』より(花野)

                  花に来て花野に帰る燕かな


桜並木のような場所にツバメを認めることができる。
そして枝にとまり、また枝にとまる。
近くには菜の花畑もあり、低空飛行で飛んでいく。
そ動きからツバメであることを確信する。
  

Posted by okina-ogi at 08:43Comments(0)書評

2023年10月08日

『松尾芭蕉俳句集』より(時雨)

                  はつ時雨静かに渡れ桂川


桂川にかけられた橋は渡月橋で、芭蕉の時代も立派な橋だった。
冷たい雨に、今年初めてうたれたが、橋を急いで渡ることもあるまい。
この景勝地はかけがたいものがある。
  

Posted by okina-ogi at 09:46Comments(0)書評

2023年10月07日

閑話休題⑥

  「会社四季報」

「会社四季報」は、株式の手引きとしてかけがえのない書籍です。
日本で最も長く続いている書籍は、四季報だと言われています。
JRの時刻表も歴史は長いので、よく比較されます。
新年号、春号、夏号、秋号と年に4回出版されています。
私が株を始めたのは、リーマンショックの時ですから大分昔のことです。
こんなに株が下がるのは門外漢でも分かります。
少しの貯金があり、ネット証券も開設されていたので、清水の舞台から落ちる心境で株式投資始めたのです。
羅針盤もなく、難易度の高い株式投資から始めたのは、今から考えると無謀だったと思います。
けれども、よく社会に知られている会社の株は何を買っても上がりました。
旅行が趣味で、日航の株も買いました。
半額優待券が100株で一枚、年に二枚もらえたものですから、友人にプレゼントすることも考えたのです。
100株で12万円と安く、良い買い物をしたと鼻を高くしていました。
そのころ、日航は経営状態が悪く、上場廃止になることも囁かれていました。
家族も心配して、早く売るように言われました。
案の定、上場廃止になり、連日ストップ安になり、百株7千円でようやく売れ、墜落寸前で命拾いしました。
とはいっても数日で120万円を失うことになりました。
ひとつの株を集中して買ったこと、日航の深刻な経営状況を理解できなかったのが大失敗の原因でした。
四季報を読んでいたらと思いました。
  

Posted by okina-ogi at 19:10Comments(0)日常・雑感

2023年10月07日

『松尾芭蕉俳句集』より(冬ごもり)

                  後の世はいかがなるらん冬ごもり

昔の人は、寒い冬の空気に触れ、外に出るのを嫌った。
それだからこそ、家に暖をとり過ごす時間になった。
最近では、コロナ禍で季節に関係なく巣籠をするようになった。
そんな時、いろいろと考えるのが後の世がどうなるかということである。
でも、誰にも将来のことはわからない。
  

Posted by okina-ogi at 09:04Comments(0)書評

2023年10月06日

閑話休題⑤

「NISA」(少額投資非課税制度)

2024年から新しいNISAの制度がスタートします。
政府の狙いは、国民に投資に参加してもらうこと。
それは、個人の所得を自力で高めていくことを想定しています。
国民の多くの預貯金が、投資に廻れば、経済に良い効果をもたらします。
その代わり、投資できる金額に上限がありますが非課税にしますというのです。
詳細は、いろいろな手段で理解していただきたいと思います。
これを機に投資を始めるのも良いと思います。
  

Posted by okina-ogi at 10:22Comments(0)日常・雑感

2023年10月05日

閑話休題④

  「投資信託」

投資については、貯金、預金は論外にして比較的リスクが少ないのが投資信託です。
銀行でも買うことができます。
ただ、銀行で買うと手数料が高く、自身でも経験しました。
ネット証券でほぼ無料で買うことができることを知らなかったからです。
投資信託は、何百種類もあり報酬は皆少しづつ違います。
決まって取られる手数料は、購入している間です。
その観点からするとインデックスの投資信託がお勧めです。
投資先進国の米国のインデックスもあります。
インデックスファンドでないアグレッシブという投資信託もあるのですが、購入期間中の手数料が高いにもかかわらず、報酬が高いとは限りません。
公定の金利が低い現在、代表的な国債のような債権という投資は考えにくいですが、米国は金利が上がりつつあるので考えても良いと思います。
ともあれ、投資信託は定期的に少額でも買えるので、来年1月からスタートする新NISAの主役になるかもしれません。
  

Posted by okina-ogi at 11:46Comments(0)日常・雑感

2023年10月05日

『松尾芭蕉俳句集』より(秋)

                 月消えて秋は入日の跡の不二


月は見えず、日も没した秋の富士山。
そんな富士山に出会ったが、それも亦一景である。
時間により、季節により様々な姿を見せてくれるのが富士山である。
  

Posted by okina-ogi at 09:33Comments(0)書評

2023年10月04日

閑話休題③

  「リスクについて」

投資に躊躇するのは、元本割れする可能性を過大に意識するからだと思います。
リスクという言葉を危険性のようにとらえてしまうからでしょう。
よく考えるとわかると思いますが投資はギャンブルではありません。
ギャンブルは、初めから、競馬や、競輪などのように主催者が、大きな手数料を取る方です。
宝くじにしてもそうなのですから。
投資については、確かにリスクは、ありますが再現性もあります。
購入するのにあてずっぽという気持ちはよくありません。
リスクについてですがマイナス、プラスの幅という意味です。
此の幅が大きいとリスクを強く意識します。
逆に、万馬券をあたるようにという欲望には娯楽性も入っています。
生活に密着する投資にはリスクが低く確実性の高い商品を選ぶのがいいと思います。
最初から、代表的な株式の個別銘柄の取引は、投資に対する経験値を積んでからでも良いと思います。
  

Posted by okina-ogi at 11:38Comments(0)日常・雑感

2023年10月03日

閑話休題②

「株式会社のこと」

誰でも知っていることをいまさら書くのも意味はないかもしれません。
そして株式会社にはおおきくなるほど役員や従業員が働いています。
そして、報酬をもらって生活しています。
そして、忘れてはならないのが株主です。
株式という形で会社の経営に参加しています。
事業には多くの資金が必要です。
そうした株券はどこで買えるのでしょう。
銀行や郵便局では買えません。
証券会社が株券の取引の仲介をします。
紹介料として買い手、あるいは売り手から手数料をもらい経営しています。
今は、インターネット証券ができて、手数料が安くなりました。
一日百万までは無料にする証券会社が出て驚いたのですが、10月1日からは、手数料0円という証券会社登場しました。
敷居が高くなるのでなくなったのですから。
投資をする人まさにない環境におかれています。
  

Posted by okina-ogi at 18:25Comments(0)日常・雑感

2023年10月03日

『松尾芭蕉俳句集』より(霜)

                  鶺鴒の足もとかろし橋の霜


霜がおりた寒い朝である。
セキレイが地上を歩いている。
いつものようにこまめな歩き方である。
その歩き方をかろしと表現した。
足が冷たくないのかと思ってしまう。
  

Posted by okina-ogi at 09:20Comments(0)書評

2023年10月02日

閑話休題①

「投資のこと」

日本人は、昔から貯蓄を美徳にしてきた。
今は、学校の職員室に入る玄関先で姿を御身かけすることはなくなった。
報徳思想の二宮金次郎の薪をしょって読書する像があった。
木造校舎にふさわしい像であった。
貯蓄のとから投資のことを考えてみたい。
今郵便局に貯金してもほとんど利子がつかない。
デフレとなれば、金額は下がらないが、価値がめべりする。
個人の思考をかえて投資を考えるべきではないか。
もちろん種もみの資金は残しておく。
郵貯にお金を預けるのではなく、ゆうちょの株を買えば立派に投資である。
50万で5株買ったとして配当は5パーセント年で25,000円位に(変動するから)なる。
思いつくままに投資を切り口にして、私たちの日常を考えてみたい。
  

Posted by okina-ogi at 16:35Comments(0)日常・雑感

2023年10月02日

『松尾芭蕉俳句集』より(桐一葉)

                 さびしさを問うてくれぬか桐一葉

「桐一葉落ちて天下の秋を知る」
という句がある。
この句は秋の句である。
桐も散るのだから自分にも同情の念を寄せてほしい。
  

Posted by okina-ogi at 08:42Comments(0)書評