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2015年12月24日

『龍馬を超えた男 小松帯刀』 原口泉著 PHP文庫



著者は、鹿児島市に在住。幕末の薩摩藩に詳しい。著者は、維新の立役者として小松帯刀があまり評価されていないことを遺憾に思っている。その理由を解き明かすとともに、再評価されてほしいと願い執筆している。
12月半ばに、鹿児島を旅し、改めて銅像が多いと感じた。西郷隆盛、大久保利通、東郷平八郎、鹿児島中央駅にある「若き薩摩の群像」等々。小松帯刀の像もあるのだが、建立は、それほど昔のことではないようだ。
小松帯刀は、薩長同盟、大政奉還に大きな役割を果たしていることを知った。司馬遼太郎の影響もあって、その立役者は、坂本龍馬だと思っていた。慶喜の決断を促したのは、小松帯刀と書いている。有名な二条城に島津久光の名代として列席していたのである。また、薩長同盟も大坂の小松帯刀邸で成立したと書かれている。「龍馬を超える男」というタイトルもこのあたりのことを指している。また維新後数年で亡くなったことも維新の活躍の印象を薄くさせたが、何よりも官位などには関心が無く、薩摩に帰り明治政府に率先して家禄を返上している。無欲と言うより「私心のなさ」が、今日の評価になっていると指摘している。


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