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2016年01月23日

オリンピック


塩野七生の『ギリシア人の物語』は、世界史の教科書に比べるも無く面白い。いまさら年代や出来事を覚えて試験を受ける歳でもない。なぜそのような歴史になったのか。当時の人は、どのような価値観で生きていたのか想像することに関心が向く。『ギリシア人の物語』を教科書にして、古代のギリシャにタイプスリップしてみたい。
 ギリシャは、オリンピック発祥の地である。近代オリンピックの第一回大会はアテネで開催された。古代オリンピックは、紀元前776年に開催され、紀元後393年のローマ帝国の時代まで続き、その回数は292回である。ギリシャ人は、なぜ、オリンピックという祭典を思いついたのか。古代ギリシャは、統一国家ではなく、海岸に比較的近い暮らしやすい場所に都市を形成していた。そして、都市国家同士で争うことが多かった。しかし、争い続ければ人も経済も疲弊してしまう。誰が提案したか知らないが、殺戮を目的としない運動競技の場を考えついた。
 ギリシャ人は、体を鍛えることが好きだ。というより、闘うことを強いられていたから必然的にそうなったのかも知れない。その原因は、主義主張がはっきりしている民族性にあったのかもしれない。肥沃な場所が少なかったこともあり、物造りが得意だったようである。商才もあった。いずれにしても、オリンピックを戦争を一時的にも回避する機会にしたのは良い知恵だった言える。


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