☆☆☆荻原悦雄のフェイスブックはこちらをクリック。旅行記、書評を書き綴っています。☆☆☆

2017年02月23日

「デロス同盟」と「ペロポネソス同盟」



古代ギリシアの安保同盟のようなものであるが、両者とも同じギリシア人の同盟というところが特殊である。なぜそのようになったのかは、「デロス同盟」の盟主アテネと「ペロポネソス同盟」の盟主スパルタの政治形態の違いのようである。アテネは、民主政治、スパルタは僭主政治だったことも一つの理由になるが、アテネは、通商によって国力を養い、スパルタは軍事力を誇示した。その力を背景に、この同盟によって平和のバランスを長く保ったのである。
今日のギリシアの国土を見ると、多くの島々と半島で占められ、国土もそれほど肥沃ではなく、貿易や、海運を立国の礎にしなければ成り立たないように見える。古代とそれほど変わってはいないように思える。
ギリシア人が、都市連合国家になろうとしたことは、古代にはなかったが、強国ペルシャとの戦いでは、一緒に戦った。良く侵略から防衛できたと思う。再び侵略を受けないように各都市国家が結んだ条約が「デロス同盟」と「ペロポネソス同盟」だったのである。二つの同盟に分かれたことにより、やがては「ペロポネソス戦役」というギリシア人同士の長期的な戦争の後、アテネは衰弱する。同じギリシア人の国、マケドニア王国にやがてアレキサンダー大王が登場する。


同じカテゴリー(書評)の記事画像
『人間 吉田茂』塩澤実信著 光人社
『増補版 上野三碑を読む』 熊倉浩靖著 雄山閣 1800円(税別)
『やってみなはれ みとくんなはれ』開高健 山口瞳共著 新潮文庫
『碁打秀行』  藤原秀行著 日本経済新聞社 1500円(税込み)
『美酒一代』 杉森久英 毎日新聞社
『ルポ税金地獄』 朝日新聞経済部 文春新書 780円(税別)
同じカテゴリー(書評)の記事
 『人間 吉田茂』塩澤実信著 光人社 (2017-06-24 14:38)
 『増補版 上野三碑を読む』 熊倉浩靖著 雄山閣 1800円(税別) (2017-06-13 11:58)
 『第二芸術』 桑原武夫著 講談社学術文庫 (2017-05-24 17:14)
 『山本健吉俳句読本』角川文化振興財団編 角川書店 (2017-05-19 12:02)
 『勝負師の妻』 藤原モト著 角川書店 (2017-05-11 16:44)
 『やってみなはれ みとくんなはれ』開高健 山口瞳共著 新潮文庫 (2017-05-06 10:22)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

<?=$this->translate->_('削除')?>
「デロス同盟」と「ペロポネソス同盟」
    コメント(0)