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2017年02月23日

「デロス同盟」と「ペロポネソス同盟」



古代ギリシアの安保同盟のようなものであるが、両者とも同じギリシア人の同盟というところが特殊である。なぜそのようになったのかは、「デロス同盟」の盟主アテネと「ペロポネソス同盟」の盟主スパルタの政治形態の違いのようである。アテネは、民主政治、スパルタは僭主政治だったことも一つの理由になるが、アテネは、通商によって国力を養い、スパルタは軍事力を誇示した。その力を背景に、この同盟によって平和のバランスを長く保ったのである。
今日のギリシアの国土を見ると、多くの島々と半島で占められ、国土もそれほど肥沃ではなく、貿易や、海運を立国の礎にしなければ成り立たないように見える。古代とそれほど変わってはいないように思える。
ギリシア人が、都市連合国家になろうとしたことは、古代にはなかったが、強国ペルシャとの戦いでは、一緒に戦った。良く侵略から防衛できたと思う。再び侵略を受けないように各都市国家が結んだ条約が「デロス同盟」と「ペロポネソス同盟」だったのである。二つの同盟に分かれたことにより、やがては「ペロポネソス戦役」というギリシア人同士の長期的な戦争の後、アテネは衰弱する。同じギリシア人の国、マケドニア王国にやがてアレキサンダー大王が登場する。


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