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2019年02月14日

日野草城晩年の句

  日野草城は、京都帝大法学部を卒業したエリートであり、保険会社に勤め要職に就いたが、結核により退職し床に伏す日々が多かった。妻帯しており、妻が献身的に看病している。
  俳句に関心を持ち、アララギに投稿するようになり、高浜虚子に認められることになった。しかし、アララギのレールを外れ、無季の俳句をり作ったり、想像で創った「ミヤコホテル」は官能的な連作で、虚子の逆鱗に触れ破門された。
晩年は、正岡子規と同じような境遇になって俳句を詠んでいる。
  年暮るる仰向いて句を選みつつ
  われ咳す故に我あり夜半の月
右眼を失明し
 右眼にて見えざる妻を左眼にて
また
 風立ちぬ深き睡りの息づかい
という無季の句も作ったが、虚子からの破門は解消される。
さらに代表作とも言われる句は
 妻籠みに白雪降りて積もりけり
古事記にある素戔嗚尊の歌を想起させる。


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