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2019年12月26日

「子規句集」より(冬籠)

            冬籠あるじ寝ながら人に逢う
            冬籠長生きせんと思いけり

俳句2句は、極めて明解である。
子規は、病状が進行し、病床に伏すことが多くなった。
「病状六尺」の随想があるが、生きる空間が狭くなっていく。
けれども来訪者は多かった。
夏目漱石や河東碧梧桐など。
            碧梧桐のわれをいたわる湯婆哉

漱石を松山に送る時は
            寒けれど富士見る旅は羨まし
いずれも明治29年の句である。


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Posted by okina-ogi at 08:46│Comments(0)書評
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