2012年09月03日
心に浮かぶ歌・句・そして詩⑥
海辺の恋
一. こぼれ松葉をかきあつめ
おとめのごとき君なりき
こぼれ松葉に火をはなち
わらべのごとききみなりき
二. わらべとおとめよりそひぬ
ただたまゆらの火をかこみ
うれしくふたり手をとりぬ
かひなきことをただ夢み
三. 入り日のなかに立つけぶり
ありやなしやとただほのか
海辺の恋のはかなさは
こぼれ松葉の火なりけむ
作詞は、佐藤春夫である。詩だけでも充分美しいと思うが、この詩に曲をつけた人物がいる。小椋桂である。見事に詩を生かして心に沁みる曲になった。1975年に放映された、NHKの「黄色い涙」の主題歌ということを憶えている人はどれほどいるだろうか。
一. こぼれ松葉をかきあつめ
おとめのごとき君なりき
こぼれ松葉に火をはなち
わらべのごとききみなりき
二. わらべとおとめよりそひぬ
ただたまゆらの火をかこみ
うれしくふたり手をとりぬ
かひなきことをただ夢み
三. 入り日のなかに立つけぶり
ありやなしやとただほのか
海辺の恋のはかなさは
こぼれ松葉の火なりけむ
作詞は、佐藤春夫である。詩だけでも充分美しいと思うが、この詩に曲をつけた人物がいる。小椋桂である。見事に詩を生かして心に沁みる曲になった。1975年に放映された、NHKの「黄色い涙」の主題歌ということを憶えている人はどれほどいるだろうか。
Posted by okina-ogi at 05:50│Comments(0)
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