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2013年07月05日

心に浮かぶ歌・句・そして詩120

「ほたる」作詞 井上 赳 作曲 下総 睆一

蛍のたるのやどは 川ばた柳
柳おぼろに 夕やみ寄せて
川のめだかが 夢見る頃は
ほ ほ ほたるが 灯をともす

川風そよぐ 柳もそよぐ
そよぐ柳に 蛍がゆれて
山の三日月 かくれる頃は
ほ ほ ほたるが 飛んで出る

川原のおもは 五月のやみ夜
かなたこなたに 友よび集い
むれて蛍の 大まり小まり
ほ ほ ほたるが 飛んで行く

久しぶりに蛍を見た。それも実家の裏を流れる川である。昔の環境とは違っているが、子供の頃遊んだ風景が連想できる。このあたりに、鯉を養殖する池があったが、放置され、すっかり湿地帯になっている。誰かが繁殖させたわけでもなく、自然と蛍が戻って来たのだと妹が話してくれた。ここには、この童謡にあるように柳はない。
映像の次元を超えて蛍飛ぶ
という句を20代に作った時、俳句の先生に褒められたのだが、自信作ではない。
今なら
映像の次元をくぐり蛍飛ぶ
としたい。


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Posted by okina-ogi at 08:00│Comments(0)日常・雑感
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