2013年09月10日
企画展「あすなろと崔華國」
県立土屋文明記念文学館で「あすなろと崔華國」と称する企画展が開催されている。7月13日から開催されて、9月16日までとなっている。友人から招待券をもらっていることもあり、出掛けることにした。
「あすなろ」という喫茶店の存在は遠い昔の記憶にある。しかし一度も行ったことはない。高校生の時、話題になったのが「あすなろ」で、何か不良生徒がたむろするような場所だと思っていた。展示会を見たら大変な誤解だと知った。あまりにも、当時の自分が思想的にうぶだったと思った。崔華國という人は、詩人である。「あすなろ」を開店したのは映画「ここに泉あり」に感動したからだという。見知らぬ土地で文化活動の拠点として喫茶店を思い立った。昭和32年のことである。ここで、多くの詩人や、音楽関係者、画家が集った。詩を朗読する会や生の音楽を聴く夕べなどが、数多く開催された。崔華國が肝胆相照らした友として群馬交響楽団の創設者、丸山勝廣がいる。
今年の6月に「あすなろ」がオープンした。高崎市が支援しているから公共の施設なのだろうか。高崎経済大学の学生が主要メンバーになるらしい。面白い試みだと思うが、どのように「あすなろ」が継承され発展するのか。先ずは、近々立ち寄ってみようと思う。
Posted by okina-ogi at 12:44│Comments(0)
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