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2015年07月11日

意匠と機能



建築を考えるとき、大きな要素として意匠と機能がある。一般住宅なら、機能を優先する場合が多いのではないだろうか。お城のような外観の和風の建築であったり、貴族の家を連想させる洋風の建物を時々見るが、意匠のために結構な費用がかかっているのに違いない。
2020年に開催される、東京オリンピックのメイン会場になる国立競技場の建築をめぐって大きな論議が起こっている。当初予算の倍に近い建築費になることが明らかになり、また、その後の運用や建物維持にコストがかかり、設計の見直しの声が日増しに大きくなっている。
確かに斬新なデザインで、近未来を想像させる。宇宙からやってきた乗り物用にも見える。費用が、予算をはるかに超える原因はこのデザイン(意匠)のためだという。日本を代表する建築家が加わった委員会で決めたというが、予算のことを考えてのことだったのだろうか。そうではないとすれば、あまりにも無責任である。
政府や国立競技場の建設を担当する組織は、変更を考えていないようだ。2500億円という金額は、一競技場にかける費用としては破格である。国際的信用を失うと気にしているようだが、国民の声を聞いた方が良い。屋根や、外観はシンプルであっても良い。機能である観客席や、フィールドがしっかりしていれば。


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