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2016年01月19日

陶片追放



塩野七生の『ギリシア人の物語』を読んでいたら、この言葉に出会った。初耳と言っても良い。いかに世界史を勉強していなかったかがわかる。古代ギリシャのことは、とんとわかっていない。ギリシャ、ローマの歴史は今日の西洋文化の基盤になっているのだから、3年間塩野ゼミの通信教育を受けようと思っている。
古代ギリシャでは、壷が重宝された。芸術的な絵も描かれ、芸術的作品もある。そうした陶器の破片を投票用紙のように使用し、好ましくない人物を追放するアテネの制度である。アテネ人は、民主政治を発明したが、それは僭主の出現を嫌ったからだ。特定の人物、特定の家系の人物に、長く権力が与えられることを避けたいと考えた。有能な人物、救国の英雄でも例外ではなかった。
ただ、国外に追放されるだけで、市民権や財産を失うことはなかった。ただ、10年は国外で過ごさなければならなかった。家族や、親族には追放の処分は及ばなかった。やがて、弊害も指摘され廃止されることになった。
現代の民主政治に生かさているとしたら、任期制度ではないかと思う。多選される議員は、多いがアメリカの大統領任期4年、再選されても2期8年を限度としている。日本の首相も長くない。会社の社長も、中小企業や創業者でなければ、長期にはならない。政治というのは、大きな集団が対象となる。古代ギリシャ人の発想も間違いとも言えない。


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