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2016年09月14日

室生犀星の苔の庭



 軽井沢は避暑地として、外国人の目に留まった。明治の後期から、別荘が増え、文人墨客も訪ねるようになった。政財界の人々の別荘も多い。冬の寒さは、敬遠され、夏に利用する場合が多い。軽井沢をこよなく愛し、定住した作家がいる。室生犀星と堀辰雄である。年の差はあったが、二人は親しく交わっている。
室生犀星の旧宅は、今も保存されて残っている。室生犀星は、庭造りに関心が強く、作庭も自分の好みに設計した。特に拘ったのは、苔と石である。庭を見て驚いたが、苔はもちろん良く管理されて、緑が美しかったが、石は敷石というよりは、河原のようである。飛び飛びではあるが、雑然としている。うっかりすると躓いて転びそうである。
 室生犀星は、金沢の人で、犀川のほとりで生まれている。幼い時は、良く犀川で遊んだ。河原で石を並び替えて小川を作ったりして、自分の世界に入り込んだ時期があったらしい。作家になる素養があった。石は、毎日見ていても飽きない。だから日本人は庭に石を置くのかも知れない。石に興味を持った人物として有名なのは、宮沢賢治である。地質への関心からで、北上川の河岸の一部を、イギリス海岸と命名したのは、賢治である。


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